😁094_2024年4月上旬【補綴日記〈最終章〉今日は歯科技工士さんに出会えてよかったという話（長文です）。】

【今までの流れ】

・2021年1月から歯列矯正（1年間）

・2022年3月から補綴（ほてつ）治療（2年1か月め）

（2月はこちらから申し出て、

ほかの歯医者さんで診てもらったりしていたので

カウントしないことにしました）

都内にある総合歯科で、かみ合わせに特化した、

スーパーデンティスト（総合歯科医師）に診ていただいています。

"歯科治療の最終ゴールは「良いかみ合わせ」をつくること"

とうとうこの歯医者さんで補綴の治療にはいってから

丸2年が経過しました。

私もまさか仮歯のままで

大学の卒業式を迎えることになるとは思っていませんでしたが（笑）、

今思うことは、

「仮歯のままでも卒業式には出席できた」です（笑）。

前回受診時、院長先生が

私の歯のブリッジをやり直してくれることになった話を夫にしたら、

「ああ、よかったねー。これでいよいよ終わりに近づいてきたねー」

と言ってくれたので、本当によかったです。

夫は仕事が忙しいのですが、

毎年、確定申告での医療費控除の作業に加え、

こんな心配までかけてしまって

なんだか申し訳ない気持ちになってしまいます。

でも、ちゃんと話も聞いてくれて、

アドバイスももらえるので本当にありがたいです。

どうもありがとう。

前回、院長先生とのメールのやりとりについての記事でも書いたとおり、

下の歯のブリッジについてはいったん保留にしていただき、

治療を進めていただくことになりました。

とは言うものの、

朝、歯みがきをしようと思って洗面台の鏡の前に立つと、

このブリッジがいやでも目に入ります。

そのとき私の心に浮かぶのは、

「歯がはいってうれしい」という気持ちではなく、

「ここまでくるのに

3年以上かかってるのに

勝手に色決めて作ってくっつけて、

何してくれてんねん‼」

とという感情で、

（乱暴な言葉かもしれませんが、

心の中に浮かぶのはこの言葉なのです）

悲しい気持ちになってしまうのです。

くり返しになりますが、

この色なら保険の銀歯でいいんです。

保険の歯なら

お支払いした金額の9割引き（！）で済みますからね。

この歯医者さんのホームページには

「最終的に装着された歯は

他の歯と見分けがつかないほどキレイです。」

という文言がありますが、

私の歯の場合、境界線を引いたかの如く、見分けがついてしまいます（笑）。

歯医者さんのホームページには注意が必要ですね。

これもまたくり返しになりますが、

前回受診したときには、院長先生が

「（私の自分の歯に）ステインがついているから、

クリーニングして様子を見てみましょう」とおっしゃって、

私もそうしたほうがいいかと思い、

クリーニングをしてもらって家に帰りましたが、

あらためて見てみても、やはりこのブリッジのほうが白いです。

それならなぜ、作る前に

「この色でいいですか？」

とひとこと聞いてくださらなかったのか。

この歯医者さんに通い始めて3年以上が経ちますが、

うれしかったことよりがっかりしたことのほうが圧倒的に多いですね（笑）。

この歯医者さんでは、

歯科衛生士さんたちもみなさん一生懸命やってくださっているのです。

なんなら院長先生がやるべきところを

歯科衛生士さんがやっているのでは？　と思うところも少なくないです。

この歯医者さんへの口コミもたまに拝見しますが、

歯科衛生士さんたちへの評価は高いです。

というわけで、午後受診（前置き長―）（笑）。

今日は上の前歯の最終的な仮歯をつくる打ち合わせの日でした。

院長先生にしてはめずらしく、10分遅れでいらっしゃいました。

今日は歯科技工士さんもいらっしゃいました。

挨拶のあと、

院長先生による、

今までの経過説明から始まりました。

（何かスライドショー的なもの）

上の歯の色と形について打ち合わせるのに

これは必要な作業なのだろうかと思いましたが、

黙って説明を聞きました。

（それしても、自分の治療ながら、長かったです（笑）。

なんせ歯列矯正から始まって

3年あまりのボリュームですからね）（笑）

でも、たとえばグラフのようなものを見せられて

「よくなっています」と言われても、

何が何だかよく分かりませんでした。

院長先生の説明がひととおり終わり、

これからは上の歯の正中を合わせ、

左右の犬歯の高さをそろえるという話だったのですが、

途中から先生が何をおっしゃりたいのか

よく分からなくなってきました。

で、たぶん上の歯の色を決める段になったときだったと思います。

先生が歯の色見本（歯がずらっと並んでいるような見た目のもの）を持ってきて、

私に小さな手鏡を渡すと、

「これが標準の色で、これがいちばん暗い色です。

どうしますか？」

とおっしゃるのです。

いや、自分で決めたいとは言ったけど、

これじゃあどうしたらいいのか分からない。

困ったなー（正直ちょっと突きはなされた感じがして怖かったです）と思っていたら、

歯科技工士さんが間に入って、

私にも分かるようにいろいろ説明してくださいました。

（たとえば、歯の色は今は仮歯だから均一だけど、

本歯のときはグラデーションがかかるので

かなり自然な感じになるとか、

下の歯はバックが暗いから、透過で黒っぽく見えているとか、

上の歯のベースは今の色のほうが清潔感が出るとか、

全部は覚えていませんが、そういうことです）

あと、左右の犬歯の長さについても

ここを長くしたらこうなるとか、

調整したあとにこういうことが起こる、みたいなことを

ていねいに説明してくださいました。

私からは、話が進めやすいように、

今までのワードのメモから抜粋して、

こちらからの希望を書いたメモを持って行って

おふたりに配りましたが、

歯科技工士さんにはもう一枚、

審美歯科の先生の見立ても持っていきました。

歯をつくる上で、何かの助けになればと思ったのです。

一時はどうなることかと思いましたが（笑）、

最終的にはこの歯科技工士さんが話をまとめてくださり、

来週歯型をとることになりました。

帰り際、歯科技工士さんに審美歯科の先生による

見立てのメモのことを聞かれたので、

「歯がななめになってると思うのは私だけなのかなと思って、

ほかの歯医者さんで診てもらったときのものです」と申し上げたら、

歯科技工士さんが

「僕もななめだと思いますよ」

とおっしゃいました。

あと、歯医者さん側のスタッフのかたに

「歯の色がよく分かるように一度クリーニングしてください」

ともおっしゃっていました。

（この間は、全部の歯はクリーニングしていなかったのです）

というわけで、次回の予約を入れて帰ってきましたが、

私にしてみれば、

なんだか打ち合わせというよりはバトルを終えた感覚で（笑）、

すっかりくたびれてしまいました。

今までも院長先生とは

話が伝わりにくいなーと思うことがたびたびあったのですが、

今日この時点でも伝わんないのかー、と思っていたら、

歯科技工士さんが話の途中で

「いや、ゆーさんがおっしゃりたいのは

そういうことではないと思いますよ」

とおっしゃって、話をまとめてくださったのは

本当にありがたかったです。

ここにきて、

私の言いたいことを分かってくれる人に出会えました。

人生、何があるか分からないもんですねー。

歯科技工士さんいわく、

「まずは歯の形を整えましょう」ということになりました。

歯の色はあとでも調整可能だともおっしゃっていたので、

安心することができました。

それにしても、治療経過のスライドショーは長かったです（笑）。

でもそのスライドショーをやっていただいたおかげで、

私の前歯（仮歯）が時の経過とともに

斜めになっていったことが分かったので

よかったなーと思った一日でもありました。

いやー、歯医者さんの2レンチャンは疲れるわー（本音）（笑）。

でも、ひとつ言えることがあるとすれば、

今日はこの歯科技工士さんに出会えて本当によかったということです。