前にも書きましたが、
あるかたの歯に関するブログの記事を参考に
今まで自分が受けてきた治療をふり返る、ということをやっています。
これは私にとっては大変得るものが多い作業で、
最近の補綴日記の記事が長めになっているのはそういう理由からなのですが、
今後は通院の前の予習というか、
心づもりをしておく意味で、
治療とは分けて書くことにします。
というわけで、そのかたの記事に沿って、
少しずつふり返ってみます。
私の通っている歯医者さんは「大きな歯科医院」のくくりに入ると思います。
治療について、先生と共有できているとは言えず、
不安がつきまとうことが多いです。
費用面については、私は事前に先生の本を読ませていただき、
「この先生は『スーパーデンティスト』だから、
他より値段が高いのは
その技術力の高さを加味しているということなんだろうな」と思い、
きちんと治療していただけることを信じてお支払いした金額です。
したがって、私が納得する治療をしていただけるのであれば、
費用面での問題はないと思っています。
左のかみ合わせについては
上の仮歯が新しくなるまで
言及するのを控えていましたが、
両方の犬歯に均等に力がかかっている感覚があり、
以前よりは噛みやすくなりました。
ですが、依然として噛んだあとに左のあごに症状が出て、
ストレッチなどをしないと違和感が残ります。
今後この症状もなくなっていくのかどうか
私には分かりません。
今までのコミュニケーションと治療にかかっている期間を考えると、
この歯医者さんは私にとって当たりだとは思えません。
そのコミュニケーションにしても、
かゆいところに手が届かないというか（笑）、
なんならいつもはぐらかされているような気がして、
帰りの電車ではモヤモヤすることが多いです。
話し合って
「分かってもらえた！」と思ったときでも、
いざ治療に入ると
「私が言ったのはこういうことじゃなかったんだけどなぁ」
と思うことの連続でした。
私は高コンテクストな会話が苦手なので
そういう面での齟齬もあるのかもしれませんが、
治療についてはなるべく具体的に言っていただかないと分かりません。
（たとえばどの歯について話しているのか、
どの歯にどのような治療を施し、
それが今後どうなっていくのか、とか、そういうことです）
治療内容について、失礼を承知で言えば、
行き当たりばったりな印象が強く、
（歯列矯正はこの歯医者さんでの経験しかないので
ほかの歯医者さんががどうなのかは分かりませんが、
私からすれば
歯列矯正ってもっと緻密なものだと思っていました）
ゴールがどこなのかも分かっていませんし、
治療の終了予定もいまだに告げられていません。
私も転院できるものなら転院したい気持ちはやまやまで、
自分が思いつく限りのことはしてきているつもりなのですが、
正直言って、そこから先、
どうしたらいいのか分からなくて、
そこで止まってしまっているのが現状です。
この歯医者さんは、私の話は聞いてくださいます。
私も歯医者さんのおっしゃることは真剣に聞いているつもりですが、
何度くり返しても、分かりあえているような気がしない（笑）。
先生は難しいことはおっしゃっていないですし、
私もその場でもし分からないことがあれば、
自分でネットで調べて確認しています。
（翻訳の仕事の経験があるので、
情報に関してはある程度裏をとることもしていますし、
慣れている部分もあると思います）
ここでの治療はマンツーマンで受けることが多く、
予約の時間に行って、待たされることもほぼありません。
この治療期間、私としてはメモまで持参しましたし、
事後では遅いと思い、何度も質問をくり返してきました。
我ながら根気強いほうだと思います（笑）。
でも、今のこの段階で
質問したいことはそんなに難しいことじゃなくて、
①左側の歯でふつうに噛めるようになりたい
②上の前歯の垂直面と平行面を整えてほしい
③左の犬歯のかみ合わせが浅く、
右の犬歯のかみ合わせが深いのを均等にしてほしい
端的に言ってこの3つです。
この歯医者さんに通いはじめて約3年になります。
先生の人となり（たとえば誠実であるかどうか）はいまだに分かりませんが、
声を荒らげるようなタイプでなかったのは本当によかったと思います。
でも、コミュニケーションがどうこうというより、
機能面、審美面のいずれかでも快方に向かっていれば
私もまだ納得もできるのですが、
今のところ、どちらもよくなってはいません。
