いつも読ませてもらっているブログで、
この本がよかったと書かれていたので
図書館で借りてきました。
途中までは何の気なしに
するする読んでいたのですが、
「夕子」という章に入った途端、
引き込まれるように読んでいきました。
文言のひとつひとつが
私の気持ちを代弁しているかのように感じたのです。
今までの人生を振り返って、
あーあ、なんだかぱっとしない人生だったなぁ(笑)
なんて思っていたのですが、
この章を読んで、
別のとらえかたが見つかったような気がしました。
今までの年月をふりかえったら、
そこには確かに「くらし」がありました。
いろんなものを食べたり、
いろんなことを考えたり、
いろんなことを悩んだり、
いろんなことを話し合ったり。
その「くらし」のまん中に
自分がいたのだと思います。
(自分の人生ですからね)
毎日いろんなことがあって生きてきた。
そう思うと、
なんだか今までの人生が愛おしくなってきたから不思議です。
こういうのも認知的再評価っていうんでしょうか。
これからも変化したり、形を変えたりして、
「くらし」が続いていくのだと思います。
Life goes on.