進捗日記

うまくいくかどうかは関係ない。何事も経験だ。好きな言葉は「ダメもと」です。

📙余生について考える。『無人島のふたり』山本文緒

 

 

今年の4月ごろは、

余計なことをあれこれ考えるのが

ほとほといやになっていて(笑)、

ひまさえあれば本を読んでいました。

 

そんなある日、あるかたのブログに

山本文緒さんの『無人島のふたり』という本についての記述がありました。

ブログを読んでいくうちに、

山本さんがすでにお亡くなりになっていること、

そしてその本に

その直前までのことが記されていることを知り、

すぐに本屋さんに行って買い求め、

読み始めました。

 

おつらいこともいっぱいあったのではないかと思うのですが、

山本さんの日々の日記はどちらかというと

淡々と綴られている印象で、

読む側に穏やかさと安心感さえ与えてくれるような気がしました。

それもひとえに山本さんのお人柄によるものなのかも知れません。

 

で、読み終わって、

自分自身の余生についてもしぜんと思いを馳せることになったのですが、

なんだかいまひとつ、ビンと来ないのです。

今は人生100年などとよく言いますが、

個人的には

心身ともに動けるのは80歳くらいまでかなぁ、と

漠然と思っていて、

それまであと20年。

でも、今まで60年も過ごしてきたのに

20年の長さがよく分からないのです。

 

「今のうちにやっておかないと」みたいな焦りも

今はあまりなく、

ふつうに過ごしていく中で、

なりゆきで何かできたら、みたいな感じでいます。

よく考えたら、今までの人生だって、

なりゆきに任せて生きてきたらこうなったのですから、

これからもそうなっていくのかな。

なんだか締まりのない文章ですみません(笑)。

でも、これが今の本音です。

 


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このあと、『残されたつぶやき』も読みました。

人が生まれて天寿を全うする。

このことにどんな意味があるのか、いまだによく分かりません。