進捗日記

うまくいくかどうかは関係ない。何事も経験だ。好きな言葉は「ダメもと」です。

🌏ヨーロッパ旅日記⑤−シャンゼリゼ通り→凱旋門→エッフェル塔

5日目。

 

朝食はこのホテルでもビュッフェ形式だった。食事には恵まれていましたね。恵まれすぎて、昼食か夕食でコントロールする必要があったほど。贅沢な悩みです。

 

食事はどの食べ物もすべておいしく、コージーな感じだった。ハインツのケチャップやボンヌママンのはちみつなどが小さな瓶に入っていて、持って帰ろうと思えば持って帰れるし、いやむしろ持って帰りたいくらいなのだが(笑)、いろいろ考えると面倒のほうが先に立つので置いていくことにした。

 


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食事を担当するチーフの人は、なんとなくイタリア風の佇まいで、声のかけかたにあたたかみを感じた。若いウェイターは背が高くて頭が小さくて首がシュッと長い。身のこなしもエレガントで、もしかして何かのモデルなのかな。

 

部屋に戻り、まずはシャワーを浴びる(昨夜浴びそこねた)。ロンドンの宿でも思ったが、浴槽の幅が狭くて丈が長い。あと、シャワーカーテンの代わりに透明なプラスチックの仕切りが部分的についていて、シャワーのお湯が飛び出さないようになっている。

 

ひとっ風呂浴びてさっぱりしたところで、今日の計画を立てる。明日はお天気があまりよくなさそうなので、今日のうちに凱旋門エッフェル塔は行っとこうということになった。こちらもめっちゃ寒いのだが、調べてみるとパリは北海道の稚内より北にあって、日の出は8時頃。そりゃ寒いはずだよねと夫と言いあう(ふたりとも道産子)。あと、空気の乾燥も尋常じゃないので、念入りな保湿が必要。電気ポットでお湯を沸かしてふたをあけておいたり、クリームやリップをこまめに塗ったりしてしのいでいる。

 

ホテルを出て、まずは凱旋門を目指す。日曜日のせいか、人通りもまばらで、悪い人もいい人もいないという感じ(笑)。あっちもこっちも目新しくて、撮りたいと思うものはすべて撮りながら歩く。

 

そして凱旋門をこの目で見たとき、なにかこう胸に迫るものがあった。パリにいつか行ってみたいと思いはじめて35年(笑)、ついに念願が叶ったのだ。凱旋門前では夫と自撮りに挑戦するが、なかなかうまくいかなかった。でもとりあえず写真は撮れた。

 

そのあとシャンゼリゼ通りをひたすら歩く。パリ土産を売っている露店を見るのも楽しいし、ブティックのディスプレイや標識を見るのも楽しい。信号機はふつうだった。

 

Monoprix の隣にあるデパートのようなところに立ち寄ってみる。ここはけっこう個性的なところで、クリスマスのディスプレイも含め、本当に楽しかった。

 


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当初の予定では、エッフェル塔まではタクシーで行こうと思っていたのだが、地図で調べるとすでにタクシーに乗るほどの距離でもないところまで来ていたので、がんばって歩くことに。なんとなく歩いたほうが楽しいような気もしたし。

 

しばらくセーヌ川の右岸を歩く。このあたりでそろそろ足が痛くなってきたので、ベンチに座ってひと休み。天気もいいし、寒いけど大丈夫。

 


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ふたたび歩き始めてやっとエッフェル塔に到着。はなからのぼるつもりはなかったので(笑)、まわりをぐるっと一周して、写真を撮って満足した。記念に小さなキーホルダーを買った。

 


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お茶でも飲んで、トイレをすませてから行こうと思ったが、カフェもトイレも見つからない。1か所見つけたトイレは現金で1ユーロ払わないとダメだと言われ、さあ困った。

 

とにかくトイレをすまさないとタクシーに乗れないと思い、トイレがありそうなところを探しながら戻る。途中で目ぼしい建物を見つけては前まで行ってみるが、なかなからちが明かない。

 

するとそのとき、2件のレストランが視界に飛び込んできた。1軒目は赤が基調のインテリア、2軒目は黄色が基調。黄色のほうが好みだったので、そこに入ることにした。そこで無事にトイレを済ませることができた。

 

私たちを担当してくれたウェイターは若いアジア系の男の子で、フランス語で話しかけてきたので、英語でフランス語はよくわかりませんと言ったのだが、そのあとも何度もフランス語で話しかけてきて、なんだか落ちつかなかった。料理自体はおいしかったので満足したが、カードで会計を済ませたときに料金にチップが含まれていなかったようで、そのとたんウェイターが無言になった。お店を出てから夫と戻ってチップを払おうかとも考えたが、細かいお金がなかったし、サービスについても疑問に思うところがあったのでやめた。

 

お昼をがっつり食べてしまったので、夕食は買ってすます。にんじんのサラダとデザートのチーズケーキを食べておしまい。あと、シャルドネも飲みました。

 

夫が今日の歩行距離を計算したら、今日一日でなんと10キロ歩いたらしい。そら疲れるわ。でもいい運動になったし、自分が10キロ歩けたことにびっくりした。旅のマジックかな。

 

ロンドンでは英語でやりとりしていたので、あまり不自由はしなかったが、フランス語がよく分からないので、英語表記がないともうお手上げ。スペルから想像できる単語もあるが、日本人が中国の漢字表記を見て部分的に理解できるのと一緒かそれ以下で、言葉の壁はやはり厚いのだなと感じた。

 

あと、今日は日曜日だったからか、お店の店員さんたちが心なしか機嫌が悪そうに見えたのは気のせいか(笑)。

 

まあ外に出ればいろいろ経験になるというお話でした。