進捗日記

うまくいくかどうかは関係ない。何事も経験だ。好きな言葉は「ダメもと」です。

🦷【補綴日記〈最終章〉―番外編― 私のお金は人生を左右しなかったという話】

 

 

もう去年のことになりますが、

9月中旬の「補綴日記」の中で

 

 

「私にとって数百万円という金額は

人生を左右するような金額です。」

と書きました。

実際そう思っていたし、

そのくらい精神的に切羽詰まっていたのですが、

時が経った今では、

すこし違った捉えかたができるようになってきました。

 

まず、実際の話、

私は自分の貯金をおおかたこの歯医者さんに払ったので、

こつこつ貯めてきたお金が

ほぼすっからかんになってしまいましたが(笑)、

人生を左右されているわけではないことに気がつきました。

払い終わったあとでも

日常生活に変わりはなく、

私は家庭を営んでいるし、

夫という大黒柱のおかげで、

私の貯金がなくても生活に支障がないのです。

というわけで、上の文言については訂正したいと思います。

ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。

 

私は貧しい家庭に育ったので、

歯の治療にこんなに多額のお金を払うことには勇気が要りましたし、

ちゃんと最後まで治療してもらえるかどうかについても

大きな不安がありました(今もあります)。

でもそれは人間としてある意味正常な反応なのではないかと思いました。

2年も仮歯のままでいるなんて、

やっぱりどう考えてもふつうではありません。

歯科に対する苦情の掲示板に

「2年も仮歯のままなので助けてほしい」という趣旨の書きこみを

偶然見かけた時にもそう思いました。

 

お金は確かに大事だし、

今の歯医者さんに預けてある数百万円の治療費のことを考えると

落ち着かない気分になりますが、

いちばん大事なのはお金じゃなくて、

納得のいく治療が受けられるかどうかだと思っています。